H i s t o r y
異・空間 無尽蔵 遍歴
仏壇金具を製作する工場(油谷仏壇金具金属製作所)を営んでおり、1980年頃に閉業。
その後は当時使っていた機械はそのままで、物置として使われていた。
ピアノ教師である夫人 佳子が、教室をはじめた頃からの夢で ”自教室でホームコンサートが出来るサロン的なスペースが欲しかった” ことと社交ダンスを習いはじめたので、 ”練習できる鏡張りのマイ・フロアが欲しくなったこと” がきっかけで創設することに。
一級建築士の資格を持つ主人 雅次がもと工場だった建物の丈夫な梁を残し活かす形で設計しリフォーム工事を着工する。
設計~解体工程
基礎 ~ 棟上工程
屋根・内装・吹付工程
完 成
新たに創られたスペースには、気に入りの絵画などを飾るピクチャーレールも取り付け、アートな空間でのコンサートや、ホームパーティー、そして絵画展もできるようにと、ライトアップ用の照明器具も取り付けた。
そのかいあってオープニング時には、これまでお世話になった様々なジャンルのアーティストたちが偶然にも集う形となり、ジャンルを超えて人と人が繋がるアートなルツボとなる。
正に無尽蔵という名の如く、 ”無尽蔵に広がる夢のようなアートスペース 異・空間” となっている。
元より ”蔵(くら)” をイメージしていたのだが、正式な名前になるまでに3名の芸術家からのインスピレーションを受けている。
”無尽蔵” は、書道家の中谷泉牛 氏の作品より
”異・空間” は、ステンレス彫刻家の打浪隆夫 氏から「ギャラリーでも無い、コンサートホールでも無い、つまり固定化されない場所だ」との発言を受けて名付け
”アートスペース” は、日本画家の鳥越翔海 氏から「アートな場所だから」と更にその前に名づけてくれた。
この3名のインスピレーションから ” アートスペース 異・空間 無尽蔵 ” と正式に決定し、どこにも類をみない理想のアートな遊びの空間が2001年11月11日に生まれた。
創設から現在もなお豊かな発想で様々なアートに触れられる空間を創造している。
中谷泉牛 氏 作
打浪隆夫 氏 作
鳥越翔海 氏 作